和田 大諷

東京都 葛飾区金町在住

佛画・書・刻字・篆刻を制作。

個展は都内、ひたちなか、米国のロスアンゼルス、ロシアのサンクトペテルブルグで開催、20数回に及ぶ。

過去の個展は展示会の項目をご覧ください。

 

鳩居堂「和田 大諷 の個展」終了の

お知らせ

  2022年4月の第7回の個展を

  持ちまして個展開催は終了と

  致すことになりました。

  

  これ迄度々個展に足を運ん

  で下さいました皆様に心より

  お礼申し上げます。

 

  作品の作成および発表は本

  ホームページにてこれ迄通

  り行います

  引き続きご覧くださいます

  ようお願い致します。

     2023年 1月 1日

     

 

   

著 書

 2014年2月

  「大諷の映画狂時代」

  2018年1月「大諷のへそ曲り

            読書日記」

  2019年7月  「大諷の観音の道」

  2020年11月  「大諷の無辺楽事」

  2021年11月「続 ・大諷の無辺楽事

         ボクシング編」

  2022年 10月

          和田大諷「金泥の世界 」

 

ボクシングは若い頃からのファンにして、頭の中に過去の試合やボクサーの名前が詰まっている。

毎週月曜日のTV観戦記の記事は公平な目での厳しい批評が面白い。世界戦代表的試合は殆ど欠かさずアップしています。

 

 

演奏会付食事会に参加 7月29日

演奏は1時間、津軽三味線の山中信人と二胡のシュウ ミンの二人である。

三味線の演奏は「忍者」「島唄」「桃花過度」「ソーラン節」「十八坂」で二胡と共演である。

ソロは「津軽ジョンガラ節」「さくら」。

 

三味線と二胡は相性が良いとは必ずしもいえず、何故演奏を共にしなければならないか、その必然性が全く理解できないものであった。

「さくら」に至っては自己のテクニックが如何に優れているかのみを誇示するのを目的としているかにみえて、曲の美しさを無視したものであった。

 

肝心の「津軽ジョンガラ節」は今から50年程以前に聴いた高橋竹山の演奏はまさに魂を揺さぶるような見事なものであったが、山中氏のものはたゞただ騒がしいものであり、元々は雪深い津軽の貧しい寒村で、或いは瞽女等の演者が門付けで各人家の前に立って演奏したものであろう。家には病人や乳飲み児もいたかも知れず、あのように騒がしい音を出してはその家はもとより近所迷惑であった。

竹山の演奏は門付けの状況が目に浮かぶような情感溢るゝものであったが、今の演奏は演奏会用に特化し、三味線の持つ地域性の強い哀感を切り捨て、無国籍なものとしてしまったのであろうか。

演者として生活していく為に、合わない洋楽器や今回の二胡のように各々の楽器を単なる道具と考える、哀しくも情けない現実を見せつけられたのであるが、地域性の強い楽器や楽曲は存続が難しくなったことなのであろう。

二胡の演奏は「二泉映月」に救われるおもいがあった。