和田 大諷

東京都 葛飾区金町在住

佛画・書・刻字・篆刻を制作。

個展は都内、ひたちなか、米国のロスアンゼルス、ロシアのサンクトペテルブルグで開催、20数回に及ぶ。

過去の個展は展示会の項目をご覧ください。

 

鳩居堂「和田 大諷 の個展」終了の

お知らせ

  2022年4月の第7回の個展を

  持ちまして個展開催は終了と

  致すことになりました。

  

  これ迄度々個展に足を運ん

  で下さいました皆様に心より

  お礼申し上げます。

 

  作品の作成および発表は本

  ホームページにてこれ迄通

  り行います

  引き続きご覧くださいます

  ようお願い致します。

     2023年 1月 1日

     

 

   

著 書

 2014年2月

  「大諷の映画狂時代」

  2018年1月「大諷のへそ曲り

            読書日記」

  2019年7月  「大諷の観音の道」

  2020年11月  「大諷の無辺楽事」

  2021年11月「続 ・大諷の無辺楽事

         ボクシング編」

  2022年 10月

          和田大諷「金泥の世界 」

 

ボクシングは若い頃からのファンにして、頭の中に過去の試合やボクサーの名前が詰まっている。

毎週月曜日のTV観戦記の記事は公平な目での厳しい批評が面白い。世界戦代表的試合は殆ど欠かさずアップしています。

 

 

「内蒙古の生物学的調査」から及「草原行」今西 錦司 全集第2巻 21年に読んだ本 6

№ 6「内蒙古の生物学的調査」から及「草原行」  今西 銀司 全集 第2巻

 

1938年に行われた「京都帝国大学内蒙古学術調査隊」への参加を第一回とし、1939年

には専門の立場から僅か2人での調査隊である。

当時はすでに登山家として有名であった今西が、山のないモンゴルの草原の植物生態的

研究に何故これ程の情熱を傾けたのかは、読んでみると、又この後の今西の活動を考え

ても良く解ってくる。

日中戦争状態のなかで、遠征費も乏しく、装備も著しく不足、調査の運送手段にも事欠

き食料や水不足に悩みながら、草履、脚絆履きで地図もなければ道もない中で植物、動

物の生息状態や分布を丹念に調査している。特に植物調査にはさすがに詳細を極めている。又草原に点在する内蒙古人の小部落の生活と経済活動も良く見極めていて、その視

点はリアルである。大半は野営であり、食料も不足し、困難を極めるなかでの興味を惹

くものは何が何でも追求せずにはおかない好奇心とエネルギッシュさで、まさに驚くべ

きものがある。