モスクワ大学内の茶室

友人の山田みどりさんは今から30年以上前にロシアに移住。池坊花道をロシアに拡め現在に至り、弟子500人以上を有しており、墨絵も指導、日本での墨絵の全国大会1000点以上展示される中、10人以上のロシア人弟子の作品を出品入選者を多く出している。

 

そのかたわら「奥の細道」等の日本文学をロシア語に翻訳、モスクワ大学でも講義を行っており、お茶、お琴の名手でもある。長年に亘る日本文化の紹介の功績により日本政府から叙勲も受けている。在ロシア日本大使館からもその功績を讃えられて、モスクワ大学付属薬草植物園内に設置された茶室を賜られた。

 

その茶室の扁額作成を山田さんから依頼され、作ったのが「翠月庵」である。2019年6月22日に茶室開きが行われ、同時に扁額の除幕式もが行われた。モスクワの在ロシア日本大使の香月夫妻も参加し、盛大に開かれた。山田さんから参加を熱心に勧められたが

辞退した。

これでロシアに寄贈した茶室の扁額は3枚となった。