和田 大諷

東京葛飾区金町在住

佛画・書・刻字・篆刻を制作

20数回の個展を都内、ひたちなか、ロスアンゼルス、サンクトペテルブルグで開く。過去の個展は展示会の項目をご覧ください。

 

次回鳩居堂での個展は2019年4月2日(火)から7日(日)の予定です。

 テーマのひとつが「紫式部日記」を紺紙銀泥の巻子にまとめたもので、これまでの文字より半分の細字にして上・下を一巻に纏めることが出来た。

なお 恒例の東大名誉教授大場 秀章先生の講演内容も「紫式部日記」と植物がテーマとなります。

 

著作 2014年2月

    「大諷の映画狂時代」

   2018年1月「大諷のへそ曲り

     読書日記」

 

ボクシングは若い頃からのファンにして、頭の中に過去の試合やボクサーの名前が詰まっている。

毎週月曜日のTV観戦記の記事は公平な目での厳しい批評が面白い。世界戦代表的試合は殆ど欠かさずアップしています。

 

 

国立新美術館でルーブル美術館展みる

目玉作品となるヴェロネーゼの「美しきナーニ」を始めとして110点の展示である。
アングル、ボッティチェリ、レンブラント、ベラスケスも1点でづつあったが、いづれ
も精彩を欠いていて、工房で作られたのではと疑問を持った。

さてベラスケスの肖像画は工房で作られたものであるが、ベラスケスの特徴ある色彩の調和とも云うべき、その作品の肖像画の人物を描く範疇を超えるような色彩の美しさは展示作品には見えない。
レンブラントの絵に表わされる絵画を通じてその人物の人生の苦しさ等がにじみ出ていて、それがレンブラントの魅力となっているが、展示された聖母子親子像には見るものを捉えて話さない雰囲気を感ずる事が出来なかった。

 

かって小学生の頃日本に始めて来たルーブル展は東京国立博物館を5列で取り巻き、5時間並んでの入場だった。中でもルーベンスの「王女メディア」の大作に圧倒された。

ギリシャのイオールコスの王子イアーソーンは伯父に簒奪された王位の返還の条件として黒海の地コルキスから「黄金の羊皮」を奪ってくることを要求される。
イアーソーンはコルキスに赴き、コルキス王女メディアの愛の協力もと「金の羊皮」の奪取に成功。メディアを連れてコルキス脱出を図る。船で逃亡を図るイアーソーン、メディアを父王が船で追うがそれを阻止せんとしたメディアは同行した弟をバラバラに切り刻んで海に投げ、これを拾う父王の手間どる間に逃げるのである。
イアーソーンは勝気で嫉妬深いメディアに嫌気がさして裏切るのだが、その復讐の為にメディアはイアーソーンとの間の子供を殺害するのである。
ルーベンスはそれを200号(?)程の絵に描いている。メディアが今まさに子供を短刀をもって殺害せんとする場面である。

そのあまりの迫力と美しさにしばし呆然として絵の前にたゝずんでいた事を今更のように思い出す。小学生ながら、その物語を何かで調べた記憶が残っているのだ。


またオランダの国立美術館でみたレンブラントの「夜警」での感激は今回にはなかった。