日経新聞 夕刊 より

「北朝鮮の金正恩委員長は核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試射を21日から中

止し、豊渓里の核実験場を破棄すると宣言した」と報じた。
これに対し小野寺防衛相は20日北朝鮮による核実験停止などの決定について「日本にとっては中、短距離の弾道ミサイル放棄がなければ意味が無い。満足いくものではなく

不十分だ」と指摘した。その上で「現時点で国際社会の圧力を緩めるタイミングではない」とワシントンで記者団に述べた。


言うまでもなく北朝鮮の今回の宣言が不十分であるのは誰が見ても分かることである。
しかし」国際社会に対しての公約であり、その意味するところは大きな前進であること
は疑いないところだ。小野寺防衛相の発言は総ての北朝鮮のミサイルと核が廃棄されな

ければ評価に値しないともとれる。今回の宣言は全く意味がないとの見解である。


アメリカ、英、仏のシリアへのミサイル攻撃等日本の外交はアメリカ一辺倒でありトラ

ンプ大統領と100%一致していると公言して憚らない。


世界の先進国と言われる国の中で首都圏に外国の軍事基地があるのは日本だけで、沖縄

は完全に米軍の支配下にあり人権も主権も著しく侵されており独立国とは言いがたい現

状であり、戦争と平和に対する日本の働きかけも核廃絶への取り組みも全くない。
小野寺防衛相の発言は日本政府の無策振りを良く表している。