映画と講演「松戸九条の会」

映画「ジョニーは戦場へ行った」上演のあと「赤狩りとドルトン・トランポ」の題で25分の講演を行った。赤狩りの歴史的背景とアメリカ政府の思わくとトルーマンに最高責任者が変更し民主主義の抑圧者となったことを認識しなかった映画界が権力に全面降伏した経緯。

マッカーシズムが荒れ狂ったアメリカで不屈に斗った映画人、アカデミー賞受賞に当っての映画界の狼狽振り、その後のアメリカ映画界の顛末と現状について、その傷の深さについて、このあとヨーロッパ(佛・伊・独)ソヴィエト、日本の同時代の映画についても話す予定はあったものの時間的制約の為、割愛せざるを得なかった。