和田 大諷

東京葛飾区金町在住

佛画・書・刻字・篆刻を制作

20数回の個展を都内、ひたちなか、ロスアンゼルス、サンクトペテルブルグで開く。過去の個展は展示会の項目をご覧ください。

 

次回鳩居堂の個展は2021年3月30日(火)から4月4日(日)の予定です。

 

 

著作 

 2014年2月

  「大諷の映画狂時代」

  2018年1月「大諷のへそ曲り

            読書日記」

  2019年7月  「大諷の観音の道」

 

 

ボクシングは若い頃からのファンにして、頭の中に過去の試合やボクサーの名前が詰まっている。

毎週月曜日のTV観戦記の記事は公平な目での厳しい批評が面白い。世界戦代表的試合は殆ど欠かさずアップしています。

 

 

「刺客」佐伯泰英著を読む

藤沢周平、池波正太郎すでに亡い現在時代小説の第一人者となった佐伯泰英初期の作品「密命 見参、寒月霞斬り」シリーズ第4弾である。

 

徳川幕府中興の祖である徳川吉宗の世、幕府も中期を迎えて箍がゆるんで財政的にも危機を迎えていたところ、享保の改革ので藩財政改革に取り組んだ。その緊縮政策」に反対する京都の公家や大商人とそれを利用し、将軍に成り損ねた尾張徳川家は吉宗を暗殺し、

政権を奪還すべく7人の手練の刺客を江戸に放つ。

 

江戸で無頼を装って妻子も泣かせた金杉惣三郎はいぎたなく酒を飲んだ帰り、何者かに襲われて消息不明となり死亡と判断された。

妻子も騙した惣三郎は大岡越前守の密命を帯びて名前を変えて、京都所司代に赴任、暗殺計画を秘密裡に阻止せんとする。

もしこの事態が公になれば国を二分する騒動となるからだ。

惣三郎は寒月霞切りを引っ下げて、死力を尽して、各種特徴を持った選りすぐりの練達の刺客と対決するのだ。

 

さすがに出だしから読者を物語りに引き込み、全編息もつかせぬ力技で一気に読ませる腕は大したものである。