日本国宝展みる

2014年10月15日~12月7日まで。正倉院宝物も11点特別出品されている。
約120点の国宝が集結、その壮観には圧倒される。特別出品の正倉院宝物の中に鶏毛立女屏風、楓蘇芳染螺鈿槽琵琶の展示が目を引いた。仏像は9点と少ないが目玉とみられる三千院の観音、勢至の菩薩二体で正座する佛像は極めて珍しいも

のである。しかし何といっても法隆寺の広目天が素晴らしい。日本最古の四天王で色彩の残りも見られる。今回の展示の多くが経文と絵巻物で源氏物語絵巻 柏木(二)は別格として、信貴山縁起絵巻、一遍上人伝絵巻、法然上人伝絵巻の絵、書は必見であり美しい。まともに充実した企画であった。