赤山禅院の石佛

赤山禅院のの石佛(京都府京都市左京区修学院開根坊町)

赤山禅院は仁和4年(888年)の創建と伝えられ11月23日には数珠供養が行われ、多くの観光客で賑わう。天台宗の名僧慈覚大師ゆかりの寺で比叡山の荒行、千日回峰行とかかわりが深い。

回峰行者は6年目に入ると毎日この禅院に詣で、花を供える。本尊の赤山大明神は陰陽道の祖神、境内には八幡大菩薩や住吉大明神、弁財天なども祀られ、古い神仏習合の趣を残す(2014年10月号サライより)

2005年11月22日に赤山禅寺を訪れた。当日は千日回峰行者、叡南俊照阿闍梨が数珠供養の為に来ており、著書「北嶺のひと」を購入し、サインを戴いている。

全国から阿闍梨を頼って人が多数集まっていた。阿闍梨とは修行が一定の階梯に達し伝法灌頂(カンジョウ)により、秘伝を伝授された僧を云う。境内には多くの石佛が並んでとても優品揃いである。