和田 大諷

東京葛飾区金町在住

佛画・書・刻字・篆刻を制作

20数回の個展を都内、ひたちなか、ロスアンゼルス、サンクトペテルブルグで開く。過去の個展は展示会の項目をご覧ください。

 

次回鳩居堂での個展は2019年4月2日(火)から7日(日)の予定です。

 テーマのひとつが「紫式部日記」を紺紙銀泥の巻子にまとめたもので、これまでの文字より半分の細字にして上・下を一巻に纏めることが出来た。

なお 恒例の東大名誉教授大場 秀章先生の講演内容も「紫式部日記」と植物がテーマとなります。

 

著作 2014年2月

    「大諷の映画狂時代」

   2018年1月「大諷のへそ曲り

     読書日記」

 

ボクシングは若い頃からのファンにして、頭の中に過去の試合やボクサーの名前が詰まっている。

毎週月曜日のTV観戦記の記事は公平な目での厳しい批評が面白い。世界戦代表的試合は殆ど欠かさずアップしています。

 

 

歌舞伎座新開場柿葺落7/5夜の部みる

出し物は通し狂言東海道四谷怪談である。
お岩は非道な男の犠牲になってうらみを抱いて死に、怨霊となって関係者にとりつく訳であるが、さして難しい役どころではない。この芝居で極めて重要となるのは悪人民谷伊右衛門である。悪の権化のような男に描かれているが、芝居上では彼の本当の心の中は全て窺い知ることは出来なかった。
人間どこが良いところや憎めないところがあったり、自分の意に反して状況に流されてしまうところがあるものだが。又は悪の匂いを芬芬とさせてその悪の魅力に人々が抗し切れない人物像も又ある。
伊藤家の孫娘お梅が伊右衛門のどこにひかれたのかはともかく当主の祖父喜兵衛が羽打枯らした一介の妻子ある浪人の伊右衛門の妻お岩に毒を盛ってまでして婿にすると決断するに至る根拠がいかにも乏しい。分別ある大人達とも思われない納得性のなさが物語の進行に無理を生むのである。
伊右衛門に人を悪に走らせてもと思わせる魅力が観客に解らせることが出来なければこの芝居は成り立たないのである。
染五郎は考えて役作りを行っているか甚だ疑わしい。通り一遍の悪人の演技に終始している。3役を演じた菊之助の与茂七、小平はともかくお岩は美しく、無難な出来と思えた。