「誇りと冒涜」のデボラ・カー

デボラ・カー
アシュリー役のデボラ・カ-

「誇りと冒涜」(米)ジョージ・シートン監督
リー・アシュリー役 デボラ・カー (10代半ばの頃の鉛筆画)
コリン・ブラック役 ウイリアム・ホールデン
 
ガダルカナルで戦死した良人の戦死当時の様子を知るために赤十字の看護婦になってニューカレドニア島のアメリカ軍基地へやってきたアシュリー。島には赤十字のクラブがおかれ数人の看護婦が将校を慰めていた。大量に傷病兵を乗せた船が入港、隊長に貧しい炭鉱夫の家に生まれた叩き上げで冷酷なブラック中佐がおり、アシュリーとの間でお互いの性格とそれぞれの事情が絡み合いお互いに影響しあいながら最後は解り合っていく話しである。

デボラー・カーは「地上より永遠に」の演技によって認められ、演技派女優に変貌していく過程の作品である。個人的には彼女に演技派女優を望んではおらず生まれながらに備わった気品と優雅な美しさをこそ見せ続けて欲しかったと思う。