和田 大諷

東京葛飾区金町在住

佛画・書・刻字・篆刻を制作

20数回の個展を都内、ひたちなか、ロスアンゼルス、サンクトペテルブルグで開く。過去の個展は展示会の項目をご覧ください。

 

次回鳩居堂での個展は2019年4月2日(火)から7日(日)の予定です。

 テーマのひとつが「紫式部日記」を紺紙銀泥の巻子にまとめたもので、これまでの文字より半分の細字にして上・下を一巻に纏めることが出来た。

なお 恒例の東大名誉教授大場 秀章先生の講演内容も「紫式部日記」と植物がテーマとなります。

 

著作 2014年2月

    「大諷の映画狂時代」

   2018年1月「大諷のへそ曲り

     読書日記」

 

ボクシングは若い頃からのファンにして、頭の中に過去の試合やボクサーの名前が詰まっている。

毎週月曜日のTV観戦記の記事は公平な目での厳しい批評が面白い。世界戦代表的試合は殆ど欠かさずアップしています。

 

 

「植物学とオランダ」 大場 秀章著

オランダといえば先ずシーボルトである。
ライデンには日本からの帰国後のシーボルトが住んだ建物が今シーボルトハウスとして公開されている。
シーボルトは多くのプラントハンターとは異なり、単に集めて雇い主に供出しただけでなく、彼自身がこれをセールスしたのである。日本植物の通信販売を手掛けた人物である。学者だけでなく企業家としてのシーボルトが浮き彫りにされており、生身のシーボルトが魅力的である。

 又、フリースランド州は61万人が住んでいるが90%がフリース語を解し、4分の3が話し、65%が読め、17%が書けると云う。地方のラジオ、テレビ局はフリース語の番組を流し、小中学校では週に数時間のフリース語の授業を設けているとのことである。画一的に言語を統一することなく、昔よりの伝統を守って言語を大切にしている州政府にも感心した。

後半では著者の音楽についての造詣の深さが感じ取れる文章もあり、60年安保著者に与えた影響にも触れておりマルクス主義と自分の距離についても述べている。

 

著者の時代、知識人を中心として多くの人がマルクス主義からの影響を強く受けており、これらの時代の人々が日本の指導的役割を果たす年代となった今、社会改革の理論は否定してもヒューマニズムの思想は意識の中に深く浸透して、これが穏健で安定した社会づくりに貢献しているのは確実であると思われる。