和田 大諷

東京葛飾区金町在住

佛画・書・刻字・篆刻を制作

20数回の個展を都内、ひたちなか、ロスアンゼルス、サンクトペテルブルグで開く。過去の個展は展示会の項目をご覧ください。

 

次回鳩居堂での個展は2019年4月2日(火)から7日(日)の予定です。

 テーマのひとつが「紫式部日記」を紺紙銀泥の巻子にまとめたもので、これまでの文字より半分の細字にして上・下を一巻に纏めることが出来た。

なお 恒例の東大名誉教授大場 秀章先生の講演内容も「紫式部日記」と植物がテーマとなります。

 

著作 2014年2月

    「大諷の映画狂時代」

   2018年1月「大諷のへそ曲り

     読書日記」

 

ボクシングは若い頃からのファンにして、頭の中に過去の試合やボクサーの名前が詰まっている。

毎週月曜日のTV観戦記の記事は公平な目での厳しい批評が面白い。世界戦代表的試合は殆ど欠かさずアップしています。

 

 

「評伝 今西錦司」を読む 本田泰春著

今西錦司は1992年6月死去(享年90歳)
彼は登山家であり、又人類学者であったが、やがて自然科学を提唱し、自然科学者を廃業宣言を行った。
世に彼がヒラタカゲロウの幼虫の棲み分けを発見し、種社会と言う存在に重きを置く今西進化論を提唱してダーウィンの環境と突然変異による適者生存の進化論に異
を唱えたことは彼の生涯3000山登山と共に有名である。
 又当時ジェーン・グドール等の研究に比して立ち遅れていた霊長類の研究は今西の努力によって今や世界最高の水準に達している。
 自然科学者、登山家として実に多くの人材を育てたことも特筆すべき事である。
人間今西錦司は様々な分野に関心を持ち、ある分野に集中し弟子達が研究に力が入り始めた頃は自分の関心は他の分野へ移っており、弟子達を振り回す人物で、お山の大将、ワガママで弟子達は辟易し、異口同音にとんでもないオヤジだと云いつつ
その愛すべき人柄に一様に惚れ込んでいた。実に魅力溢れる人物であったようだ。
 
全集は「生物の世界」を始め自然学又登山に亘って今西人間学とも云うべき言葉に満ちている。特に全集には入っていないがノーベル賞学者のハイエク博士との対談は今西が議論を一方的に吹っかけ、ハイエクが誠実に対応する形で終始しているが、ハイエクが「私達は互いに良く分かり合えた」と言っているのし対し、今西は「あんたは私の言っている事が全く分っとらん」と憤って議論の全く噛み合っていないのがなんとも面白く、又この対談がフィクサー田中清玄の仲立ちによって成立したと後に知って驚いたが、一層面白さが増したものである。